こんにちはそうたろうです。
ニュージーランドに着いてから約３週間が過ぎました。
少しずつ少しずつ雨も少なくなっており
梅雨明けも近いのかなーって感じです。
でも、未だ天候は安定せず、テント生活をするのは過酷です。
そこで！私車で生活することにしました！
今日は、その車生活の始まりの物語です。
11/30 テプケ到着！
テプケに到着して、取り敢えずホリデーパークを探す。
因みにテプケは海沿いに面したメロウな町で、少し田舎だけどついつい長居したくなる街である。
いつものように『Rankers Camping』というアプリで探していると、結構フリーの場所があるので、行ってみる。
３０分ほど走らせ、内陸方面になったところで、アプリが目的地が近いことを告げる。
周りを見回しても公園と住宅地しかなく、それっぽいのがない
５分ほど探してみたところで、真実がわかった。
この公園こそがアプリが指し示していた場所なのだ！
この失敗２度目だよ！
多分本当にこの公園に泊まることはできるのだろう。
しかし、流石にひと目が気になる。
僕らはまだニュージー来たての新人である。
社会人として培った文化人としてのプライドがまだ、人としての尊厳を捨てさせない。
あと１ヶ月は頑張ろう。
そこで、そこから車で10分ほど走らせたところにある。
『Kiwi Corral』というホリデーパークに行くことにした。
ここは一泊だけなら$20と少し値段が高い設定だが、一週間泊まるとなると、7日で$84なのだ。
一日計算にすると$12なので、割安っちゃ割安になる。
取り敢えず宿はそこに決め一週間分の料金を払い生活拠点として、テントを立てた。
その後、せっかく少し走ったら海があるというのでドライブに出かけた。
1時間ほどして、少し風が出て雨も降ってきた。
やがてそれらは勢いを増し、暴風となった。
日本の台風と同じくらいの規模である。
悲劇は起きた。
この『Kiwi corral』テントサイトが全部見渡せるようになっている。
つまり、防風林がないのだ(ニュージーは風が強いのでホリデーパークを防風林で囲むことが多い)
安心しきってホリデーパークに帰ってみると、僕のテントの一本の支柱が折れていた。
しかも風に煽られテントは踊るように上下運動を繰り返している。
『$129！！！』
隣の$19のタケのテントは健在である。
くそうっ
そう思いながらも、テントに入る。
僕のテントは中が2部屋になっている。
まずリビングがあり、その奥に寝室があるような構造だ。
リビングは浸水していた。
くそう、、、
でも、寝室は無事だ！
なんとか、布団に潜り込み夜を明かそうとする。
しかしその様は一晩中暴風は続いた。
鳴り響く轟音
軋む支柱
迫る壁
う、、
次の日の朝、僕の心と支柱がきれいに折れた。
呆然と壊れたテントを見つめ、ふと脇を見ると僕らの車がある。
車ならば濡れない軋まない壊れない。
『俺は車で暮らす！』
そう決心したのだった。