新表現主義の革命バスキアってどんな人?

少し前にzozotownの元代表取締役前澤社長が絵画を123億で購入したことで、日本では一気に有名になったバスキア。

あの時は値段にばっかり目がいっていましたが、今回はそんな彼自身や彼の作品について書いていきます。

ジャン・ミシェル・バスキアってどんな人?

ダウンタウンで過ごした幼少期

1960年バスキアはアメリカはニューヨークの下町ブルックリンに生まれました。

小さい頃から母親とよく博物館や美術館を回っていました、このことが彼をアーティストの道へと進むきっかけなったことは疑いようがないですね。

幼少期から美術に触れながら育つなんてエリート街道まっしぐらって感じですが、この後彼は波乱万丈な人生を歩むことになります。

1967年、バスキアが7歳の時から彼に不幸が訪れ始めます。

まず初めに彼は交通事故にあってしまいます。

さらにバスキアはその事故がもとで脾臓を摘出しなくてはならなくなりました。

不幸はそれだけにとどまらず、同年事故が原因かはわかりませんが両親が離婚してしまいます。

その後バスキアは二人の妹と共に父親と点々とする生活が始まりまるのでした。

交通事故から今までの生活とは一気にかけ離れた世界に連れて行かれることになります。

みなさん運転には気をつけましょう。

飲酒運転ダメ絶対!

栄光への道

時は流れ1977年、16歳になったバスキアは友人のアルディアスとSAMO(the same old shit)を立ち上げグラフィティーやポストカード、Tシャツ制作をとおして物質主義を批判する活動を始めました。

1980年になりバスキアは友人の誘いでタイムズスクエアショウを開催することにしました。

この頃からバスキアの名が売れるようになってきて新表現主義を牽引する存在になります。

名声があがっていくとともに、キースヘリングやヴィンセント・ギャロなどの有名人と繋がりを持つことで加速度的に名声と金を得るようになりました。

人生の師アンディーウォーホルとの出会い

1982年22歳になったバスキアは人生における最大の転機、アンディーウォーホルとの出会いを果たします。

アンディーとの出会いはバスキアの今後の人生にとって最高の出来事でもあり同時に最悪の出来事でもありました。

とにかく意気投合した二人はアンディーのアトリエに移動して制作活動に勤しみます。

コラボがまだあまり浸透していなかった当時、バスキアとアンディーは実験的試みとしてコラボ作品を出します。

しかし結果は大失敗。周りから酷評され二人はだんだん疎遠になっていきます。

そして1987年アンディーウォーホルが死亡してしまいます。

疎遠になったとはいえ、人生の師でもあり精神的支えでもあったアンディーをなくしたバスキアは意気消沈しヘロインに溺れるようになります。

そして、アンディーが死亡した翌年1988年にバスキアが27歳のときヘロインでオーバードーズしていしまい波乱万丈な人生を終えました。

この時代のアーティストみーーんな薬物異常なくらい摂取してますね。

そんな時代だったんですね。

バスキアはどんな絵を描くの?

バスキア自己流のアレンジ

バスキアは特にアートを学校で学習してきたわけではありません。

そのため、アニメや漫画、聖書など身の回りにあるあらゆるものを自己流にアレンジして絵画に向き合っていました。

中でも交通事故で入院しているバスキアに父親が『グレイの解剖学』という本を持ってきたのですが、この本が生涯に渡ってバスキアが人体に興味を持つきっかけになりました。

そんな生い立ちがバスキア独自の世界観を創っているのだと思います。

内面重視新表現主義

バスキアの作風は新表現主義と言って絵の技術というよりも込められた信念や思想を重要視するアートでした。

1980年代、アメリカではまだまだ黒人差別が強い時代でもありました。

同じ黒人であるバスキアはその目を通して、いろんなことを感じたのだと思います。

バスキアの絵はただ荒々しいだけじゃなく、当時蔓延していた社会問題や感情が強く練り込まれているそうです。

意味不明な記号や文字達

また、手書きの文字や記号を作品のパーツとして使うのも、彼の作風の1つでした。

これらのキーワードは深い意味があるのかもしれませんが、断片的だし、上から絵の具で塗りつぶされていることもあるので、よく分かりませんでした。

すみません、、、

読み取ってみたいですけどねー

バスキアの絵なんぼするの?

下世話な話ですが、今絵画の価値はそのままドルと比例する時代です。

絵が描かれた背景や人間関係を知らない人にとっては、分かりやすい指針にもなるので目安の1つとして参考になります。

バスキアの最高額の作品はなんと前澤社長が買ったものでした

『untitled』

¥123,0000,0000

高い!

なんで何でもかんでもこんなに高いんだよ!

絶対麻痺してる

この絵カッコいいんだけどねー

色鮮やかで力強いしねー

でも高いよねー

まとめ

『俺は芸術評論家の言うことに耳を傾けたりしない。アートが何であるかを見出すために評論家が必要なやつなんて、俺は一人も知らない』

現代アートってアートの中でも特にとっつきにくい分野な気がします。

まず意味がわからないものが多いですし、

だだっ広い空間にぽつんと椅子とか置いて

『どやっこれがアートだ!』

とか言われても、

『ぉおう』

となっちゃいます。

そんな時の僕の判断基準は単純にカッコいいかそうじゃないか

今回は僕がカッコいいと思った絵画ばっかり集めてみました。

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