さてさて今日は楽しい図工の時間です。
ゲストハウスを作る時、皆さんにとって何が1番楽しいですか?
物件探し?家具揃え?はたまた申請関係?
皆さん色々な楽しみを持っているかと思います。
僕らはの楽しみは設計です!
理想のゲストハウスに思いを馳せながら、アレもしたいコレもしたいなんて考えている時間は至福ですね。
そこで今回は、ゲストハウスの設計図をどうやって作っていくかを書いていきます。
先ずはテーマを決めよう
目次
ゲストハウス設計をする時に重要なのが、どんなゲストハウスにしたいのか自分の中で明確化することです。
これは今後のゲストハウスを運営していく上で、ずーーーっと関わっていくものなのでしっかり考えましょう。
ゲストハウスしたいけれど、まだ決まってないって人は、自分の好きな物、趣味、をノートにずらっと書き出し、そこから出来ること出来ないことを精査していけばだんだん理想のゲストハウスが見えてくるかと思います。
因みに、僕らのゲストハウスのテーマはズバリ、
『Color myself Art myself』
僕らは何かものを作ったり、見たりするのが好きなので、
木工や絵画、podcast収録や楽曲制作などをしたいけれど、場所も道具もないという方に向けて作業場を提供し、みんなが互いに感化され自由に自分の作品を創れる空間にしたいということでこのテーマになりました。
必要なものを書き出そう
次は、理想の空間づくりに何が必要なのか書き出しましょう。
本をテーマにした人は壁を覆うほどの大きな本棚とか、自転車をテーマにした人は広めの駐輪場や修理ができるような作業場、ボルダリングをテーマにした人は、専用のウォールなどなど、
可能なのか不能なのか考えながら、自分だけのゲストハウスに欲しいパーツを書き出していきます。
ゲストハウスに絶対必要なもの
次はゲストハウスに絶対に必要なもの(トイレなどの設備)についてです。
いくら理想だけでいきたいと言ってもゲストハウスやカプセルホテル、ユースホステルからB&B、更に民泊までオープンするときは旅館業法の審査をしてこれをパスする必要があります。
そして、この審査をパスするためには複数の必要設備があります。
というわけで、必要なものをまとめてみました。参考にしてみて下さい。
1.客室に必要な設備
⇒1名あたり床面積が3.3m以上必要。
⇒二段ベットなどの階層式寝台の場合、下のベットから上のベットまでの高さに約1m以上必要
⇒ 二段ベットは他の寝台から見通すことができない構造又は設備
⇒上段の寝台には、転落防止の設備があること
⇒寝台は、幅 0.9 m以上、長さ 1.8 m以上
⇒1客室の床面積は、4.9㎡以上
(クローゼット、押入れ等常時閉鎖空間は含まれない)
⇒定員1名の客室の場合、床面積は、総客室の床面積の2分の1未満
⇒定員4名以上の客室の場合、床面積は、総客室の延べ床面積の2分の1以上
2.フロント(玄関帳場)についての規定
⇒受付を行うフロントが必要
⇒簡易宿泊所には必要なし(2017/03/30に改正された旅館業法施行令で必要ナシとなりました)
3.入浴施設についての規定
⇒浴槽の水を利用者ごとに取り替えることができる
⇒ろ過器などを使用する場合、決められた基準を満たすこと
⇒共同の浴室やシャワー室を設置する場合、脱衣所に十分な広さを確保する
⇒※近隣(県によって違うが約250m)に公衆浴場がある場合等は不要
4.トイレについての規定
⇒宿泊部屋の定員人数が5人以下の場合:トイレが2つ
⇒6~10人以下の場合:トイレが3つ
⇒11~15人以下の場合:トイレが4つ
⇒16~20人以下の場合:トイレが5つ
⇒21~25人以下の場合:トイレが6つ
⇒26~30人以下の場合:トイレが7つ
⇒※トイレ設備の要件は各地方自治体によって異なるので、開業する地域の自治体に確認してください。
5.洗面についての規定
⇒需要を満たす適当な規模の洗面設備
6.建物全体についての規定
⇒採光上有効な窓の設置が必要
⇒客室には床面積の10分の1以上の窓が必要
7.学校、保育所、公園等が近くにある時
客室の規定
⇒定員1名の客室数が、寝台のある客室総数の3分の1以上
⇒2人用寝台のある客室数が寝台のある客室総数の3分の1以下
⇒客室数が100室以上
⇒幅0.9m以上の独立したベットが4つ以上ある客室が、寝台のある客室総数の2分の1以上
施設の外観と外部の広告物
⇒著しく奇異なデザインではない
⇒周囲の環境と調和が保たれている
⇒人の性的好奇心をそそるおそれがある広告物を備え付けていない
⇒市規則で定める基準に適合する色や模様、照明設備であること(あまり派手すぎないこと)
設計図を作っていこう
此処から先は物件が決まってから詳しく決まっていく所になりますが、イメージを作っておいて損はありません。
また、1から造る時は構造計算などもしないといけないし、材質や部材によって柱の太さや壁の厚さも変わってきますので、専門家に依頼するのが良いかと思います。
今の時代結構安くやってくれますので安心して下さい。
https://www.studiounbuilt.com/pages/zumenSTUDIO UNBUILT
こちらのサービスはフリーランスの設計士が設計図を書いてくれるクラウドソーシングになります。
普通の設計士にお願いするよりも安く請け負ってくれるのでおすすめです。
因みに平面図、立面図の作成が¥12000~¥15000(1枚/A3)とかなり格安です。
まぁそんな場所に仕事を依頼するときにも自分のイメージを伝える手段として自作設計図はかなり使えますよ。
絵は全然うまくなくても大丈夫です。
イメージすることが大事なんです。
それだけで、なんとなく見えてくるものがあります。
今まで出てきたパーツを右に回したり、水回りはまとめたりして組み合わせていきます。
立体的に見てみよう
これは、いいゾというわけで、立体図作成ソフトで作成したのがこちら
ソフトはSketchup2018を使用しました。
こちらのソフトは、寸法やテクスチャーを変えるだけで簡単にモデリングをすることが出来ます。
詳しい作成の仕方などは、また今度書きますね
まとめ
やっぱり、頭の中であれやこれや考えるのも楽しいですが、形にするって大切ですね。
ここはこうした方がいい、これはやっぱりいらないってのが見えてきます。
今、ゲストハウスを作りたいけど、何したらいいかわからないって方は、取り敢えず設計図を書いてみてはいかがでしょうか?
人に伝える時にも、言葉だけよりずっとあなたのやりたいことが伝わりますよ。