悪魔の囁き

阿部壮太郎 茨城出身
2017年9月終わり、夏も終わりかけの夜
特に夏らしいこともせず、いつものように仕事を終え、帰り、好物のうまかっちゃんを食べ終えテレビを見ていたらタケから電話が来た。
タケ:『どもども、ひさしぶりー!』いつものように陽気な声だった
それから5分ほど世間話的なことを繰り返し、唐突に話題が切り出された
タケ:『ゲストハウスしない?』
別にその時の仕事に不満があったわけじゃない(少しはあったけど皆そんなもんでしょ)
ただ、ドキドキが足りなかった。生活にアドレナリンが圧倒的に足りてなかった。
嬉しいことに大学生活中に最高に刺激的で楽しい時間を過ごすことができた僕は、どうしたって普段の生活に物足りなさがあった。
だからといって昔の仲間と呑みながら『昔はたのしかったねー』なんてノスタルジックな気分に浸る気にもなれずに、悶々としていた。
ハラハラしたい、ワクワクしたい、これはもうほぼ病気だ。
ギリギリ症候群を患っている僕は、悪魔の囁きについ突き動かされてしまった
僕:『いーね』

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