こんにちはそうたろです。
何だかんだで今北島のTurangiにいます。ニュージーランドに来て初めての一人旅。車もないので、なんかバックパッカーに戻った気分です。
今日は前回の続き、僕らに起こった試練の続きを書いていきます。
2019/04/19(まだ今日は終わらない)
、、、、コンコン。
もう動かなくなってしまったヤスオ(僕らの車)の中で寝ていると、窓からノックする音が聞こえた。ふと見ると死にそうな顔のAlexがそこに。時計はすでに10時近くになっている。
Alex本当にお疲れ様でした。
ここからは僕らの出番だと言うことで、とりあえずタケが運転をすることに。Alexが助手席に座り、僕は後部座席で次回のドライバーに備えて待機だ。
、、、ウトウト
気付いたら夜中の3時頃、今日の目的地のウェリントンに到着してた、、、すまない、、、。
そのまま僕らは朝までぎゅうぎゅう詰めの車の中で夜を明かすのだった。
2019/04/20
今日も予定はぎっちりだ。
まず、朝フェリーに乗り3時間ほどかけて北島から南島のピクトンという街に向かう。
そこからはひたすらドライブだ。目的地のダニーデンに向けて南島の北端から南端へ9時間かけて向かう。ひたすら走り続け、目的地に着いたのは夜の10時ごろだった。とりあえず、予約していた宿に行きチェックインをする。
そこで問題が発生した、予約の日付が間違っていたのだ!僕らがついたのが2019/04/20、予約は2019/04/21!1日ずれてる!事情を説明すると、
「$70でいいよ!」
日付を間違えたのに目をつぶってくれた上に、もともと$74の所$4ディスカウントしてくれた。おかげさまで、今回のトラブルはこの旅中で数少ない好転したトラブルになった。
疲れ切った僕らは、シャワーを浴びてベットに崩れ落ちた。
2019/04/21
いよいよフェス当日だ!
午前中ダニーデンでフランス人の女の子、クレアとルー(女の子とは言っても世紀末でもやっていけそうな強キャラ)の車と合流した。
フェスは1泊2日なので、みんなで食料などの必需品を手に入れフェス会場へ向かう。2時間ほど走り、目的地周辺にたどり着いた。
茨城の田舎出身の僕がいうのもなんだけど、そこは超がつくほどのど田舎、2匹の犬の散歩をしているおばちゃん1人しか居ない。
「本当にここなんか?」
そうこうしているうちに目的地に到着、、、誰もいない。戸惑う僕ら5人を無視するように会場時間は過ぎていた。
もう一度ネットで会場の場所を調べると、全然違うじゃないか!
フェス会場は現在地から3時間ほど行った場所だった。しょうがないので、少し休憩してから向かうことに、、
少しすると、何やらキャラバンが集団でこっちに向かって来た。
どうやら彼らも僕らと同じ道を辿ってきたらしい。そこで、場所の変更が急に行われたこと、その通知がなかったことを知り、僕らはお互いを慰め合いまた走り出すのだった。
3時間後、、もはやフェス会場に『到着する』事が目的になってきた。
初めの目的地と同じような田舎の道を、不安混じりに走っていると、会場は僕らの目の前に現れた。
「着いた!」
エントランスでたどり着けたことをスタッフ一同讃えあい、チェックインを済ませ会場内へ向かう。まだ何も終わってない、というか、今からやっと始まるんだ!
パーキングとキャンプ用に用意された、だだっ広い広場で川沿いのベストな位置どりを行い、寝るための準備を全て行った。
少し休憩をした後に会場に向かう。
あれっ?人少なっ!
そこには80人に満たない人しか居なかった。会場がだだっ広いばっかりに、人と人との隙間が余計に寂しさを漂わせる。DJも少なく、ほぼラジオ状態。焚き火にあたりながらゆっくりとした休日を過ごす。
どうやらこのフェスは失敗しているらしい。
フェスと言うより2日のホリデーをみんなで過ごしフェスを後する事にした。
2019/04/23
会場を離れクイーンズタウンに向かう、僕らの新しい生活が始まる場所なので、みんなウキウキしてドライブをしていると、急にAlexの車が止まった。
クレア達の車を連結しバッテリーを試して見ても動かず、、。
、、、そろそろ本気で悲しくなってくる。
その日はクレアとルーの車に乗せてもらいクイーンズタウン近くで泊まることになった。
2019/04/24
北島に置いてある僕らの車も無視できないので僕だけ一度北島に戻ることに、、、。
ここで少し話は変わるが、『Anzac Day』という物をご存知だろうか?
かつて第一次世界大戦中、ニュージーランドやそそ周辺諸国はその戦争のために多くの人が徴兵された。その時亡くなった人達を追悼する祝日がその日である。
そして、それが今週だったのだ。つい先日はイースター、そして今度はAnzac Day。小学生だったら小躍りするようなイベント目白押しの今月だが、その時の僕らにとっては宿の予約が取れない、チケットの高騰、店がそもそも開いてない、など最悪のタイミングになってしまったのだった。
しかし、言っても仕方が無い。南島のクイーンズタウンから飛行機で北島のパーマントン・ノースに向かう。そこからはバスでトゥランギに向かう、しかしここで今回最後(今の所)のトラブルが起きた。
どうやらトゥランギはいつも人が降りることはないらしく、運転手が降車する人が居ないと勘違いして、停車しないままその先1時間ほど行ったタウポまでノンストップで行ってしまったのだ。
途中で気付いたけれど、トゥランギは遥か後方、、、
これが最後の試練であることを望みながら急遽取ったタウポの宿で寝るのだった。