那覇の餅は餅屋『やまや』

沖縄では先祖を大切にする文化があるせいか、伝統的な年間行事がめちゃくちゃ多く残っています。

ソーガチ、シーミー、ハーリーなどなど毎月イベント目白押しですね。

そして内地でもそうですが、その行事ごとに用意する料理も変わってきます。

ただ、内地と違うのがその量!

はい、これで半年分です。

全部書くのはだるいので、この倍あると思ってください。

沖縄ではこれだけの種類のイベントとそこに出す料理があり、そしてなんとその料理それぞれに使う餅を分けているんです。(まぁ流石に全部ではないと思いますけれどね)

これを全部作ろうと思ったら気が狂いますね。

そんな時に欠かせないキッチンのおともが『やまや』です。

餅は餅屋『やまや』

沖縄の繁華街、国際通りから『市場本通り』と言うアーケードの路地に入っていくと、表の華やかなイメージとは少し異なりアングラな感じが出てきます。(因みにさらに細い路地に入るとそこはもうアジア感がすごいことになってます。)

すこし歩くと軒先に多種多様な餅が並べられているお店が見えてきます。

そちらのお店が『やまや』、餅専門店です。

なんで『やまや』さんが餅屋を初めたかと言うと、、、

むかしむかし沖縄では大きな行事になると地区ぐるみで重箱を作っていたらしいです。

たとえば金城さんは煮付け、山城さんは唐揚げ、金城さんはかまぼこ、金城さんは天ぷらといった具合ですね。

そして『やまや』の経営者の祖先は那覇の海沿いの泊まりの集落で餅を担当していたらしいです。

その時のノウハウをうまく使って1954年に餅屋を開いたそうです。

餅の種類を一部紹介

【ウチュヌク】

餅を三段重ねにしたものを3つを1セットにしたもので、一番下のお餅が一番大きく中くらいの餅小さいの餅と重なりそれぞれ『天地海』を表しているそうです。

【ナントウ】

ナントウは餅粉に味噌や胡椒、砂糖を加え上にピーナッツとゴマを乗せて蒸したもので甘辛いお餅です。

【カーサムーチー】

『カーサ』は葉っぱの事で防カビ殺菌効果のある月桃の葉で包んだ『ムーチー』(餅)のことです。

餅といっても、うるち米で作るので内地の団子みたいな食感と味のお餅です。

まとめ

内地出身の僕は餅というと年末年始の風物詩で、夏なんかはあまり食べることはありませんでした。

それだけに餅は少し特別な食べ物でオイシイ値が少しプラスされますね。

特に好きなのは焼いた餅に醤油と少しバターをつけてパリパリの海苔で巻いたものです。

沖縄に来てからはムーチーを良く見るし食べます。

モチモチしててオイシイですよ。

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