シン・ゴジラ対談

どうもタケシコです。
とあるカフェでニュージーランド人の友人と他愛ない話をしていた。
彼は日本のアニメや映画をよく見ていた。
僕より見ていた。
その中で僕も知っている作品がいくつかあった。
「ガンダム」

「バトルロワイヤル」
「ブラーく?バザール?バーサク?」

「ベルセルク」
少しその作品について話し合ったあとに彼がボソリと言った。

「日本の作品はハリウッドの作品と違って物事の裏側をちゃんと表現してるからいいんだよな」

(この人、日本作品の良さに気づいてますやんか!)
なんか自分の国のもの、褒められて嬉しかった。

んで

東宝が何年前かに出した「シン・ゴジラ」の話になった。

僕も「シン・ゴジラ」はお気に入りの映画の1つだった。

日本の自衛隊が緊急時にどう動くかをそれなりに再現しているあの映画は、単純に見ていて面白かった。

んで、僕がシンゴジラの内容の話をしようとした。

するとニュージランド人の彼が、僕の話の腰を折って東宝の経営戦略について話し始めた。

(俺にも喋らせろや!)

って心の中で思いながら渋々その話を聞いていた。

「トーホーは「ゴジラ」っていうビッグブランドがあるからハリウッドと対等に話できるんだよな」
ああ。

そういえば、東宝がハリウッド進出をしたって言ってたなあ。
僕の曖昧な記憶を辿りながら、話の続きを聞いた。

「ハリウッドが「ゴジラ」を完全にリメイクした時、それを許した事は凄いことだよ」

うむ。

僕の中で、彼の話がうまく繋がらなかった。

つまり
よく理解できんかった。

でも、なんか言葉の端々に出てくる彼の「インテリジェンス」感が気になって東宝の経営戦略について話した。
わからない所は飛ばしながら

聞いたり

話したり

聞いたり

聞いたり

聞いたり

していた。
そしたら、彼の東宝の経営戦略の捉え方に間違いがある事に気づいた

今現在のトーホーの強さは「ゴジラ」というブランドだ。
と彼は思っていた。

んで、二人で話し合って。

意見マッシュアップして

僕なりに解釈した東宝のカッコ良さ。

「トーホー」の「顔」である「ゴジラ」をハリウッドが根っこからリメイクした。

トーホーの顔にハリウッドは化粧した感じ。

普通だったら

なんか
自分の顔に泥を塗られたような気がして

「なにやってんねん!」

ってなりそうだけど
東宝はすんなりと認めた。

だってハリウッド金持ってるし文句言っても返り討ちに合いそうだし。

それで、ずっとハリウッドのゴジラ版を東宝は渋々許してきた。

でも、最近「トーホー」は気づいた。

(そうだ!俺らの強みはゴジラじゃない!)

東宝の強みは

ゴジラという「ブランド」ではなく
映像の技術
でもなく

企画力だった。
つまり、東宝は、ゴジラというブランドがなくても「いい作品」を作る技術が高かった。

それは
経験と

知識と

人材と
想像力と

チームワークと

その他諸々からくる強み。

トーホーはハリウッドを真似できないけど、ハリウッドにも真似できない強みを持っている事に気づいた。

東宝は自分の強みに気づき、そこに磨きをかけた。

そして、その努力が実った。

ここ数年で東宝から出た映画。

「シンゴジラ」

「君の名は」
その他、諸々。

世界に結果を見せつけた。

ハリウッド君がトーホー君を一目置くようになった。
そして、やっとトーホー君はハリウッド君と対等に話を出来るようになった。

ハリウッド君が

「君のゴジラ貸してよ?」

って言っても東宝は

「イイよ!だけどまたいい作品作りたいから手伝ってよね?」
って言える。

そして、東宝の作品はハリウッドの技術を取り入れてどんどんよくなる。
っていうのが、東宝のプランじゃなかろうか

(勝手に僕らが都合のいいように解釈してますので本当かどうかは分かりません)
これ、叶ったらすごいステキなプランだと思った。

いわゆるお互いに

「切磋琢磨」状態になれるじゃあないかと。

お互いの技術を対等関係で盗み盗まれしながら
切磋琢磨していく。

東宝はハリウッドの「ライバル」になろうと、今頑張っている。
やっぱり、僕は日本人だから

日本の会社がそうやって海外のビッグネームと戦っている姿を見ると

(頑張れ!)

って心の中で思ってしまう事に気づいた。

(トーホーガンバレー!!ハリウッド倒したれー!!)

って心の中で思っている時に
ニュージランド人の彼が言った。

「ハリウッドもトーホーも表現の仕方が違うだけで、いい作品は沢山あるけどな」

その発言は
ズビシッ

って僕の心をついた

いや

ホントそうです。
やっすい日本人魂持っていました。

ボクの

お気に入り映画の中に
ハリウッド作品

めっちゃあります。

芸術に関しては、僕のなんちゃって「大和魂」は隅に置くことにした。
そんな書きたいことをテキトーに書いたブログ。

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