ぜんざいといっても沖縄のぜんざいは熱くないです。
煮込んで煮込んであまーくなった金時豆にさっぱりしたかき氷をかけたデザートですが、あっつい沖縄ではベストマッチして沖縄を演出してくれるおいしいご当地グルメですよ。
沖縄に来たらぜひ独自のぜんざいをぜひ味わって下さい。
今回はそんな沖縄のぜんざいの老舗『千日』について紹介していきます。
ぜんざいの名店『千日』
目次
那覇港からほど近い那覇の下町に、沖縄ぜんざいの名店『千日』はあります。
1952年創業で現在(2019/10/15)創業65年、始めは食堂『屋船食堂』としてオープンしました。
そして60年ほど前からぜんざいを出すようになります。
すると、美味しいぜんざいが評判となり1962年に屋台食堂改め『千日』となりました。
今では観光客から地元民まで集まってくる大人気店です。
お店はあまり広くはないので、満杯になってしまうこともありますが安心して下さい。
お店はかいてんが早いのですぐぜんざいにありつけるかと思いますよ。
千日のメニューはこちら
アイスぜんざい | ¥300 |
いちご氷 | ¥300 |
いちご金時 (ぜんざい) | ¥400 |
ミルク金時 (ぜんざい) | ¥450 |
いちごみるく氷 | ¥450 |
いちごみるく金時 (ぜんざい) | ¥500 |
沖縄そば | ¥600 |
鯛焼き | ¥120 |
今川焼き | ¥120 |
ホットぜんざい (冬のみ) | ¥500 |
もともと食堂だった名残で今でも、『千日』にはそばが残っています。
人気メニュー『アイスぜんざい』
シンプルなぜんざいですが、その分余計なものが入っておらず、柔らかくなるまでしっかり煮込まれた金時豆があまーくて削り出されたかき氷と一緒に頬張ってもしっかり味を主張してくれます。
いちごみるく金時もアイスぜんざいと人気を二分する商品ですよ。
ぜんざい食べながら振り返る歴史
5月5日と言えば端午の節句ですが、沖縄では戦前まで内地のように柏餅やちまきを食べる習慣はありませんでした。
代わりに食べたのが『あまがし』、あまがしとは押し麦と緑豆を煮て、黒糖で甘味を加えたもで、中国や台湾の夏の定番の『緑豆湯』がルーツになっていると言われています。
昔は普段サジで食べたんですが、5月5日だけは魔除けになるといって菖蒲(しょうぶ)の茎で食べられたそうです。
その後第二次世界大戦に入り沖縄は戦火に見舞われ、アメリカの占領下となります。
そこで金時豆と同じアメリカ産のインゲン豆『キドニービーンズ』が大量に出回ることになります。
これを使ってあまがしを作るようになったのがきっかけで、今の沖縄のぜんざいは生まれました。
本土復帰後キドニービーンズは金時豆に代わり、冷蔵技術が発展して上に氷がのるようになり今の形になるわけです。
昔はあったかいぜんざいもあったみたいですが、御存知の通り沖縄は年間通して暖かいため需要がなくなり、冷たいぜんざいのみが残ったそうです。
千日の基本情報
【営業時間】
11:30~19:00(夏は20時まで)
定休日 月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日が休みになります)
【場所】
【電話番号】
098-868-5387
【席数】
40席ほど
【駐車場】
お店の裏側、近くに有料ですがコインパーキングもあります